かんぽ生命学資保険は、数ある学資保険の中でも最も簡単な方に入るものです。

その理由は、まず窓口が全国各地にある郵便局だという事です。

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基本的にはお住まいの近くの郵便局で加入の手続きをすればいいので、店舗に出向く手間が大幅に少なくなる人が圧倒的に多いでしょう。

ネット申し込みにはちょっと不安があるという人には持って来いの安心のサービスです。

また、転勤などの理由で転居したとしても、郵便局であれば大抵の場所にありますから、安心です。

簡単であるもうひとつの理由が、制度設計のシンプルさです。

学資保険には、お子さんの進学資金を貯める貯蓄の面と、保険者である保護者やお子さんに万一の事があった場合の保険の面の両面がありますが、かんぽ生命学資保険の場合にはその両者ともがシンプルで分かりやすく作られています。

まず保険の面からは、保険者が払い込み期間の途中で死亡した場合には、それ以降の保険料の支払いは免除されます。

また、当初の契約通りに満期金、学資金の支払いは行われます。

その他、特約として入院保険などを付加する事も可能です。

そして最大の目的である学資貯金の面についてですが、これは支給タイミングによって3種類、保険金の払い込み期間によって2種類の合計6パターンが選択する事が出来ます。

パターンが少ない事がかえって分かりやすさに繋がっています。

支給タイミングは、小学校・中学校・高校・大学の各入学タイミングに学資金が支払われるパターンと、大学入学時に一括で支払われるパターン、そして大学入学からの4年間に毎年支払われるパターンの3種類があります。

どのパターンも基本的には大学進学の費用を主な対象として貯蓄するパターンになります。

小学校からの各入学時に支払われるパターンは、大学進学資金にプラスして貯蓄しておきたいというニーズに応えたものです。

これと大学入学時の一括支払いについては、大学入学にあたる18歳が満期になります。

これに対して在学中も毎年支払いが続くパターンは、21歳が満期になります。

保険機能をより長く利用したいなら、21歳満期を利用するのがいいでしょうし、大学入学時の学費負担を減らすのが主目的の場合には、その他のパターンを選ぶとよいでしょう。

保険料の払い込みについては12歳までに終えるタイプと17歳または18歳まで払い込むタイプの2種類に分けられます。

12歳までに払い込みを終えると、利率が良くなって保険料の総額を抑えることが出来ます。

ただし、払い込み期間は短くなるので、毎月の負担は増します。

これに対して17歳あるいは18歳まで払い込みを続ける場合には、払い込み期間が長くなるので、月々の支払額は少なくて済みますが保険料の総額としては多くなります。

ある程度手許資金に余裕がある場合には12歳までの払い込みが有利であり、余剰資金はないけれど学資は天引きのイメージで確実に貯蓄していきたい場合には17歳または18歳までの払い込みが有利となります。

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