自動車保険の保険料は一般に高く、特に若い運転者の契約は高額です。
そのため多くの方が保険料の節約を検討します。
しかし自動車保険の場合は、生命保険や医療保険のように受け取る保険金を少なくして保険料を抑えるのはちょっと危険です。
それは、この保険の性質上万が一交通事故を起こしてしまった際には先方への損害賠償を保険で補填なくてはならないからです。
自動車事故で相手に与えてしまった損害の賠償は、事故内容によっては限りなく高額賠償になり自力での補償は困難です。
そのため自動車保険の見直しをし、保険会社を乗り換えする時には対人・対物の賠償は最大限に確保してから見直しするのが最大の注意点です。
保険の満期が近づくと、契約先の保険会社から更新関係の書類が手元に届きます。
この書類には、現在の契約内容と時期の保険料が記載されているのが一般的です。
対人や対物賠償は無制限を原則としてそのままに、見直しをするポイントは主にふたつあります。
それは、運転者の年齢条件と範囲の限定です。
年齢条件は何歳の人が運転していた時の事故を保険の対象とするかを決めておくもので、通常年齢を問わず補償されるタイプ・21歳・26歳・30歳以上の運転者だけをそれぞれ補償する4タイプがあり若い運転者に設定するほど保険料は高くなります。
ここで、契約した時には22歳だったために21歳以上補償で申し込み、その運転者が既に26歳になっていれば26歳以上補償に変更すれば保険料は安くなります。
また自動車保険には、運転者を限定することで交通事故のリスクを下げて保険料を割引する運転者限定特約があります。
限定の範囲には、本人のみ・本人と配偶者のみ・家族のみがあり、運転者の範囲が狭いほど保険料は割引され安くなります。
自動車保険を見直し、他社に乗り換えを検討するときには、この年齢条件と運転者限定特約をチェックしながら見積もりをとるのがおすすめです。
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