保障を絞ることで安い保険料ですむ少額短期保険。
ピンポイント保障の新しい商品が続々と生まれています。
一般的な死亡保険や医療保険、損害保険のミニサイズ版だけでなく、例えば社会的弱者に目を向けた保険や、痴漢えん罪に備える保険もあります。
ここでは注目度の高い少額短期保険を紹介します。
少額短期保険とは:1年ごとに更新する「ミニ保険」
少額短期保険とは、保障が少額で、保険期間が1~2年以内の短い保険のこと。
「ミニ保険」とも呼ばれるように、保障が小さい分保険料がお手ごろで、必要な保障を短期に絞って加入できる保険です。
また短期ごとの契約なので、もう保険は必要ないと感じたら、契約更新をしない ことで保険をやめることができます。
保険の種類:対象を絞った保険が魅力
死亡保障、医療保障のミニ保険はもちろんですが、時代のニーズに合った保険も あります。
高級自転車に乗っている人は自転車盗難保険、山登りが趣味の人は遭 難レスキュー保険など、かゆいところに手が届く保険が多数登場。
日本少額短期保険協会のサイトには一覧表があるので見てみましょう。
日本少額短期保険協会 http://www.shougakutanki.jp/
会社の安全性:万が一の破綻に備える
少額短期保険は一般の保険会社とは違い保険契約者保護機構の対象ではありません。
しかし、各社は一定額を法務局へ供託することが保険業法で定められてお り、万が一の経営破綻に備えています。
世の中のニーズから生まれた 「ミニ保険」をご紹介
少額短期保険とは、保障額が少額で(死亡保障300万円以下、医療保障8万円以下、損害保険金1000万円以下)、保険期間が1~2年以内と”短期間”に絞ったミニ保険です。
小さな会社が運営していることが多いですが、財務局に登録されている信用度の高い保険です。
現在、少額短期保険事業者登録は95社(2017年10月現在)。
生命保険、医療保険はもちろんのこと、がん免疫細胞治療保険や糖尿病の人も加入できる保険から、単独で入れる家財保険や地震保険まで、バリエーションが豊かです。
どれも世の中のニーズから生まれた新しい保険なので、「こんな保険があったんだ」「この保険は自分に必要かも」と、あなたにもピンポイントで役立つ保険があるかもしれません。
今回は少額短期保険だからこそでき た保険をご紹介。
- 不妊治療中の女性のための医療保険
- トラブルに巻き込まれる前に転ばぬ先のつえ的な弁護士費用保険親にもすすめたい公的保障にプラスオンの介護保険
- 家族同然のペ ットの医療保険
です。
少額短期保険は大きな保障は必要ないという人や、若い世代が最低限の保障を得る手段としてもオススメ。
また契約期間が短いので、気軽に保険に入れるのもメリットでしょう。
要支援認定で給付。親にもすすめたい介護一時金つき定期保険
「みんなのキズナ」
あんしん少額短期保険
0120-685-336
保険料の例
45~84歳 男女共 月1500円
保障内容
公的介護保険に連動し、「要支援1」の状態から保障
<介護一時金>
・65~69歳 男性 11万3300円 女性 22万100円
・70~74歳 男性 6万7700円 女性12万5900円
※保険料には介護一時金のほかに、死亡保障、傷害死亡保障がつく。
特徴
いざ介護が必要になったとき、公的な介護保険では自己負担が1~2割かかる。その初期費用に備える民間介護保険として、「介 護一時金付定期保険 みんなのキズナ」は公的介護認定と連動しており、7段階の要介護度で最も軽い要支援1から保障が受けられる。保険期間は1年間で、1年ごとに 84歳まで契約を更新でき、 保険料は1日当たり50円で介護一時金や死亡保険金、傷害死亡 保険金の保障も得られる。申し込みに必要なのは健康などについての告知のみ。親や配偶者向けとして考えるのもよいだろう。
不妊治療中の病気・ケガも心配だから不妊治療中でも入れる医療保険
子宝エール
アイアル少額短期保険
0120-550-378
保険料の例
・30-34歳女性 月1850円
・35-39歳女性 月1820円
・40-44歳女性 月1730円
保障内容
・女性疾病で入院:日額1万円(1~60日)
・その他で入院:日額5000円(1~60日)
・手術1回につき10万円
特徴
「不妊治療期間中は病院にかかっているということで、医療保険に入れなかった」という女性の声から生まれた「子宝エール」。 不妊治療そのものを保障する保険ではないが、不妊治療中の病気やケガに備えることができる。通常の入院は日額5000 円保障、 女性特有の疾病については日額1万円保障。保険料は35~39 歳で月1820 円と、一般的な医療保険と比べても割安となってい る。卵巣過剰刺激症候群・骨盤腹膜炎・子宮内膜ポリープ・帝王切開・流産・切迫早産の6つ以外の疾病は保障される。
健康保険のないペットだから… 手ごろな保険料でペットを守る
SBIいきいき少短のペット保険
SBIいきいき少額短期保険
0120-63-1234
<プラン50ライト・月払いの例>
保険料
・小型犬 0~2歳 月700円
・中型犬 0~2歳 月750円
・大型犬 0~2歳 月900円
・猫 0~2歳 月650円
※WEB申し込みで上記保険料から10%引き
保障内容
・補償割合:治療費用の50%
・免責金額:1日当たり15000円
・支払限度額:50万円(1年間)
・支払限度回数:無制限
※初年度の疾病補償には責任開始日より1カ月の待機期間あり。
※他に「プラン70スタンダード」「プラン70ライト」「プラン50スタンダード」のコースがある。
特徴
家族同然のペットがケガや病気になったら、動物病院で最善の治療をしてあげたいと思うのは飼い主として当然の心理だろう。 2017年9月に発売された「SBIいきいき少短のペット保険」の 保険料はプラン、犬猫の加入区分、年齢によって異なるが、業界最安水準を実現。最も安価な保険料例は、小型犬、2歳、プラン 50 ライト・月払い (WEB 割引適用)の月 630円。治療費(通院・ 入院、手術)の自己負担は 50%だが、かわいいペットの健康保険と考えれば入っておきたい保険となっている。
痴漢に間違えられたら、即、弁護士へ! 痴漢えん罪ヘルプコールつき
弁護士費用保険
ジャパン少額短期保険
03 (6262) 5800
http://www.japan-insurance.jp/
保険料の例
月590円
※個人賠償責任保険も含む。
保障内容
・弁護士費用など:最高300万円
・法律相談費用:最高10万円
・個人賠償責任:最高1000万円
<特典 >
痴漢冤罪ヘルプコール・痴漢被害ヘルプコール・弁護士無料相談
特徴
毎日の生活の中で、交通事故や近隣問題など、いつ、どのようなトラブルに巻き込まれるか分からない。「弁護士費用保険」は弁護士への相談費用を補償する保険で、保険料は一律月590円。なかでも特典の「痴漢冤罪ヘルプコール」は、電車などで痴漢の疑いをかけられた人へ迅速に弁護士を派遣し、相談費用を補償する。
契約者の8割は男性だが、痴漢被害に遭った際にも利用できるので、 女性の契約者も2割いるそう。疑いをかけられたら、逃げるよりもまず弁護士を呼んだほうがいい。そのための保険と考えよう。