自動車保険で定義される改造車というのは、「改」という文字が車検証の形式欄に書かれているものを意味し、この場合は車検をパスしていることから、合法的な改造車として自動車保険にも加入することができます。
一方、車検に通すことのできなかった改造車、いわゆる違法改造車については、当然ながら公道を走ることもできず、自動車保険の加入すらできません。
合法的に改造した車であっても、全ての車が自動車保険に加入できると言われれば、そうでもありません。
もし改造車を保険に加入させる場合には、改造していることを保険会社に告知する必要があります。
自動車保険はその車が持つ事故のリスクによって保険料などを算出しますが、改造の内容やその有無によって事故のリスクが大きく変わるため、改造したことを黙ったままにしていれば、当然ながら告知義務違反として補償が一切受けられない可能性が高まります。
また、合法的な改造車であっても、車検証に「改」の文字があるだけで一切加入を断る保険会社もあるため、まさにケースバイケースということになります。
改造にも種類がありますが、対象となる改造は、エンジンの乗せ替えや乗員数の変更などで、この場合は保険会社への告知義務が発生します。
一方、ハンドルやホイール等の軽微な改造は最初から改造車としてではなく、一般の車として契約してくれる保険会社もあるため、告知しなくてもいい場合がありますが、自分で判断するのではなく、保険会社に相談するようにしましょう。
それも改造した後ではなく、改造を検討している段階において、どこを改造したいのか、どのようにしたいのかといったことを決め、保険会社に相談するようにしましょう。
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