養老保険は生命保険の一種ですが、万が一にも亡くなったときの保障と、満期時における保険金の受け取りがセットになったタイプの保険商品です。

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さまざまな生命保険会社で類似商品を取り扱っているものの、かんぽ生命でも主力商品のラインナップに加わっています。

民営化される以前の時代には国営事業としての郵便局で取り扱いをしていたものですが、かんぽ生命として新たに衣替えをして以降は、養老保険の新フリープランとしてさらに契約者が選択できる幅が広がっており、基本となるプランの上に特約をトッピングして内容を充実させることも自由にできるようになっています。

かんぽ生命の新フリープランにはいくつかの特徴がありますが、満期になった場合の保険金額を契約者みずからが自由に設定できたり、満期保険金の受け取り年齢についても同様に自由に設定できる点などは真っ先に挙げられます。

このように他の生命保険とは違い、契約者の希望を制度的にも柔軟にとりいれることができる点が最大の特徴です。

満期保険金の金額については、具体的には100万円から1000万円までの範囲内で10万円刻みの区分になっているため、個別のライフプランに合わせた設定が可能です。

保険期間中に万が一にも契約者が亡くなった場合には、死亡保険金が指定された遺族などに支払われますが、この場合の満期保険金と死亡保険金の金額は同額になっています。

満期保険金の受け取り年齢については、さらに細かく1歳刻みになっており、加入年齢は0歳から80歳までと幅があります。

このため実質的な保険期間は10年から最長の場合で50年までの間での設定となります。

ただし71歳以上の高齢になってから新フリープランに加入する場合は保険金額が500万円までに制限され、80歳まで打ち切りとなるなど、年齢による制限はいくつか設けられています。

また基本契約のなかに倍額保障の項目が含まれているところも特徴のひとつとなっており、所定の感染症で亡くなった場合などの特別なケースでは、通常の死亡保障と同額がそれに上乗せされることになっています。

つまりは基本保障として保険金額が1000万円に設定されていた場合には、実際に受け取る保険金が2000万円になることになります。

かんぽ生命の新フリープランでは、最新の医療の進歩に合わせた特約をプラスできるところも魅力です。

たとえば従来の病院での手術といえば入院をともなうことがほとんどでしたが、最近では内視鏡によるポリープ手術など、かならずしも入院を必要としない手術があります。

これらは従来は保険金が下りるケースには該当しなかったものの、新フリープランの医療特約を使えば保険金の対象となり、しっかりと医療費負担の軽減が図れます。

また医療の進歩により入院日数が短くなるケースがありますが、かんぽ生命では逆に医療特約によって、入院初日の入院初期保障を手厚くするサービスも設けられています。

具体的には入院初日に基本となる入院保険金日額の5日分が上乗せして支払われるため、短期入院の場合でも安心ですし、長期であっても特に負担が大きい初期費用に十分に対応可能です。

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