中断証明書の利用方法

車の売却や廃車などの理由によって任意保険を解約したとします。

将来的に再度車を購入する際に、これまで無事故で上げてきたインフリート等級を引き継ぐ時に必要になってくるのが中断証明書になります。

中断証明書とは?

「中断証明書」があれば、一旦、車を手放して保険契約を中断(解約など)することになっても、これまでの等級(ノンフリート等級)の実績を、将来的に再度車を購入した際に引き継ぐことができます

通常再度の車購入時に、自動車保険に加入するとインフリート等級はスタートの6等級から始まりますので、6等級より高い等級で再スタートが出来るのであれば、ぜひ積極的に利用していきましょう。

中断証明書が利用できる期間

等級の引継ぎが利用できる中断証明書は最長で10年となります。

車の売却や廃車など保険契約を解約せざるを得ない状況で、数年後に車を購入することが想定される場合に、利用すべき制度です。

中断証明書の発行申請方法

中断制度の利用時は、はじめに中断証明書の発行申請をおこないます。

中断証明書は、所定の条件を満たし、かつ、中断日(契約の満期日または解約日)から13ヵ月以内(*)に契約者からの申し出があった場合に発行が可能になります。
※保険始期日が2019年1月1日以降のご契約については、中断日(契約の満期日または解約日)から5年以内にお申し出ください。

その他、一定の条件を満たさなければ発行できないケースがあるので注意してください。

中断証明書の利用条件
  • 契約している車を手放すなどで、ご契約を中断する場合(国内特則)
  • 中断時点での等級が7等級以上であること

契約している車を手放すなどで、契約を中断する場合

  • 譲渡・廃車などの場合
    中断される契約の満期日または解約日までに、契約している車の譲渡、廃車、リース業者へ返還されていること。
  • 車検切れの場合
    中断する契約の満期日または解約日に、契約している車の自動車車検証の効力が失われていること。(車検満了時に継続検査を受けていない。)
    ※保険始期日が2019年1月1日以降の契約については、満期日または解約日の翌日において、契約している車の自動車検査証が効力を失っていることとします。
  • 盗難の場合
    中断する契約の満期日または解約日に、契約している車が盗難されていること。
  • 車両入替の場合
    中断する契約の満期日または解約日に、契約している車が別の契約に車両入替されていること。
    また、上記以外にも、バイク保険については記名被保険者の妊娠により一時的にご契約を中断する場合の「妊娠による中断」もあります。(有効期限3年間)

中断時点での等級が7等級以上であること

中断証明書の発行は新しい契約に引き継ぐ際の等級が7等級以上で利用可能です。

また、契約を中断した時の等級が7等級以上あったとしても、その年保険を利用しており、翌年の等級が1~6等級になる場合、中断証明書の発行はできません。

スムーズに申請をおこなうためにも、発行申請前にあらかじめ条件を確認しておくことをおすすめします。

再契約時の条件

再契約時の条件
  • 「中断日から再契約日が中断期間内である」
  • 「新しい車を納車してから1年以内の加入」
  • 「中断制度前後の被保険者が同一(中断前後の被保険者の親族および配偶者は同一扱い)」

などというように、条件が課されています。

これらの条件を満たさなければ、中断証明書があったとしても中断制度を利用することはできません。

中断証明書発行に必要な書類

中断証明書の発行申請時には保険会社に「中断証明書発行申請書」の提出が必要になります。

「中断証明書発行申請書」の他にも契約を中断した時の状態によって確認書類の提出が必要になります。

  • 廃車・譲渡などの場合
    登録識別情報等通知書や登録事項等証明書など、公的機関が発行した書類

  • 車検切れの場合
    自動車検査証や登録事項等証明書など、公的機関が発行した書類

  • 盗難の場合
    盗難届出証明書など、公的機関が発行した書類

  • 車両入替の場合
    異動承認書や契約内容変更通知書など、車両入替の手続きが完了したことが分かる保険会社が発行した書類

最後に

契約の中断をした時には、先のことを考えないパターンが多いのと中断証明書の制度を理解せず、その存在を忘れて、将来車を再度購入した時、多くのパターンで損をするケースが多いと思います。

中断証明書の発行は、親族や配偶者にも適応できる制度ですので、解約をおこなう際にぜひご利用ください。

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